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「フォロー・ミー」を もう一度 [映画]





竹内まりやは 17歳のとき フォロー・ミー という映画を観て
感銘を受けたという。
それから20年。  彼女は 映画をモチーフに歌を作った。



もう一度    家(うち)に帰ろう  だ。

 

もう一度.jpg


 

しかし……これらの歌に比べると
映画 「フォロー・ミー」 を知る人は極めて少ない。
これほどの映画は そうはないのに、だ。



  


 


 フォロー ・ミー  (1972年 ・英)

※米国向けタイトル: 「THE PUBLIC EYE」 (パブリック アイ)

本作は 原題を二つ持つ 世にも珍しい映画としても有名。   
「パブリック・アイ」 は 「私立探偵」の俗称(隠語)である。
プライベート・アイ」も同義ではあるが、この語が生まれた英国では、
“シャーロック・ホームズの時代” から、「プライベート ・アイ」にのみ
尾行専門探偵 の意味を与えてきた。
ところが本作では、雇われた探偵が尾行業務を全(まっと)う出来ず
なかば放棄してしまっていることから、 あえて 「プライベート ・アイ」
ではなく、「パブリック ・アイ」 を タイトルに持ってきている。
こんな所にも 作者の知的でお茶目なユーモアが感じられて面白い。

◆監督  キャロル ・リード
◆脚本  ピーター ・シェイファー
◆音楽  ジョン ・バリー
◆出演  ミア ・ファロートポルマイケル ・ジェイストン

◆動画
 
 http://www.youtube.com/watch?v=-8wj-f5vCqQhttp://www.youtube.com/watch?v=qmzlpihi_gA&feature=related
 http://www.youtube.com/watch?v=qmzlpihi_gA&feature=related

【見どころ】
名匠キャロル・リードの「第三の男」と並ぶ最高傑作。
リードは、この時すでに60歳を過ぎていたが、みずみずしい
感性と批評精神で、世界にその健在ぶりを示した。
ロンドンという都市をこれほど美しく撮った映画は他にない。
個性派ミア・ファローを最もチャーミングに撮った作品でもある。
ヒューマンな温かさを見事に演じ切った名優トポルも忘れ難い。
ジョン・バリーによる抒情的なスコアは映画音楽史に残る傑作。



【あらすじ】
ロンドンで会計事務所を経営するチャールズは、新妻ベリンダの
行動に疑問を抱いていた。
“昼間、結婚前に付き合っていた男と逢っているのではないか?”
夫は、私立探偵に、妻の行動を探るよう依頼する。
しかし、尾行を重ねるうちに探偵は理解する。このアメリカ女性は
ただ、街をさまようことでつのる孤独感を紛らわせているだけだと。
そして……事態は思わぬ方向に展開していく。
感受性豊かなベリンダは、彼女に注がれる探偵の温かいまな差し
に気づき、当初は警戒心を抱くが、彼の思いやりに満ちた(それで
いてさりげない) 心づかいに、心を許すようになっていくのだ。
二人の間に築かれた不思議な“信頼関係”が、あとになって、新婚
夫婦のこじれた関係を一挙に解決する “魔法のカギ” となる。
小さな疑惑から夫婦間の危機が生じる過程をテンポよく描きつつ、
一転 爽やかな幕切れで心地よい後味を残すロマンティック・ラブ・
ストーリーの傑作。




【ストーリー】
ロンドンに住む新婚の会計士チャールズは、若妻ベリンダの昼間
の行動が気がかりで興信所に素行調査を依頼するが、やってきた
男は、およそ探偵らしからぬユニークな男だった。
チャールズは、探偵に、新妻との馴れそめや結婚までのいきさつを
語り始めた。
たまたま入った小さなレストランで、新米ウェイトレスのアメリカ娘
ベリンダと出会ったこと、料理の名前さえよく覚えていない彼女の
不器用さにあきれながらも、その素朴でピュアな感性に新鮮なもの
を感じて交際を申し込んだこと、美術館や音楽会などでデートを重
ねたこと。 そして……互いの趣味や人生観の違いを超えて強く惹
かれ合い、スピード結婚したことを。
だが、結婚披露パーティーで紹介された上流階級の気取った人々
に対し 強い違和感を覚えるベリンダの戸惑いに、夫は鈍感だった。
彼は決して悪い人間ではないが、いわゆる仕事人間で、「釣った魚
にエサはやらない」タイプの男だったのだ。
幸福であるはずの新婚生活は、異邦人の新妻に落胆だけをもたら
した。仕事一辺倒で 心のふれあいを軽視した夫の態度は 繊細な
新妻には受け入れ難く、しだいに心のバランスを崩していく。
虚しさと孤独を募らせ、日中ほうぼう出歩くようになったベリンダは、
あげくに夕食会の約束を忘れたり、遅刻したりと、不可解な行動が
目立つようになる。 見かねた夫が問いただすと、郊外の植物園に
行っていたとか 湖に沈む夕陽を見ていた などと言う。
そんな “言い訳” は、疑心暗鬼の夫にはとても信じられなかったし、
妻への疑惑が一層深まるだけだった。

follome4.jpg 


しかし、当のベリンダにとっては、この彷徨は単なる“遊び”ではなく、
馴れない上流家庭の息苦しさから逃れ、人間らしい感情を取り戻す
ために必要な “緊急避難” だったのだ。
湖に沈む夕陽を眺めることも、サファリ公園で「イルカショー」を見る
ことも、 映画館でホラー映画を観て過ごすことも、イーストエンドの
パブで踊ることも……。
そんな彷徨を重ねるベリンダを尾行するひとりの探偵。
と言っても、これが “尾行”と呼べるかどうか、かなり疑問だったが。
探偵は、白いカバン一杯に食べ物を詰め込み、尾行中もマカロンを
食べてばかり。
しかも、白コートに白ハンチングという超目立つスタイルで、誰が見
ても、とても “プロの探偵” には見えない。
ロンドンの街をさまようベリンダをスクーターで尾行する探偵の表情
は、(仕事にもかかわらず) 生き生きとして底抜けに明るい。
それに対し、憂いを帯び寂しげな表情のベリンダ。彼女の目に映る
街の風景は、その心象を投影してか どこかもの悲しく見える。
調査の結果、「奥さんに特に問題はないが、いつも行動をともにする
外交官風のステキな男がいることは否定できない事実」 とあった。
“男” とは探偵自身のことだったのだが、夫は、まさかそんなことに
なっているとは思いも寄らなかった。
“浮気現場” が目に浮かんで仕事が手につかないチャールズ。




疑心暗鬼がピークに達し、意を決して問い詰める夫に、妻は言う。
「結婚生活には愛が必要なのに、この家には “しきたり”しかないわ。
私は、出会った時のようなときめきを大切にしたいだけなの」 
「一緒に行った男? …… そう言えば ……白コートの風変わりな男
の人が、私の後を尾いて来たの……初めて見たのは10日前……」
と話し始めるベリンダ。
その “白コート” に初めて気づいたのは テムズ川の遊覧船。
マカロンをかじりながらジッとこっちを見ている不審な男を見て気味
悪く感じた彼女だったが、コート男は全くお構いなし。 あくまで明るく
愛敬たっぷりに彼女について歩く。
決して声はかけず、一定の距離を置いてついてくる “白コート”。
ベリンダは、さりげない思いやりを示しながら陽気に振舞う“白コート”
に、しだいに心を許すようになっていく。
愛情あふれる探偵のまなざしに、しだいに笑顔を取り戻すベリンダ。
その “無言のコミュニケーション” が、彼女の心の傷を癒していく。
ロンドンの街角を、バックミラー片手に先導して歩く “白コート”。
その後を楽しげについて歩くベリンダ。そのひどく楽しそうな 少女の
ような目の輝き。
もはや、二人の間には確かな信頼関係が生じているように見えた。


真実を知った夫は、「騙された! 妻の心を盗んだな!」 と怒り狂って
探偵の家に殴り込むが、逆に投げ飛ばされてしまう。
探偵は柔道の達人だったのだ。
夫の暴発を止めるために後を追いかけてきたベリンダは、“白コート”
の正体が夫に雇われた探偵であることを知ってがく然とする。
信頼すべき夫と友情を感じていた探偵……そんな二人に同時に裏切
られ、大きなショックを受けたベリンダは行方不明になってしまう。
興信所を辞めた探偵は、彼女の立ち寄る心当たりをあちこち探し回り、
二人でめぐった植物園で発見し、その本音を訊く。
ベリンダが今でも夫を愛していることを確認した元探偵は、夫に会い、
自分がベリンダと体験したようなことをアンタがやれれば、きっと二人
の信頼関係は取り戻せるはず、と説得する。
10日間15メートルの距離を保って彼女と共に過ごし、同じものを見て
感動を分かち合えば、絶対によりを戻せるはずだと熱く語る元探偵。
「ボクには、そんなヒマはない」 と 拒否するチャールズ。
「あんな素晴らしい女性を失えば きっと後悔するぞ。チャンスを逃すな」
と迫る元探偵。その説得に非を悟り、しぶしぶ提案を受け入れる夫。

その日から 街のあちこちで 探偵から借りた例の白コート、白カバン、
白い帽子で身を固め、必死の表情で 妻を追いかけるチャールズの
姿が見られるようになる。
この間、元探偵は、持ち前の機転とハッタリで、会計事務所の仕事
を テキパキさばいて乗り切る。
その頃、ベリンダとチャールズは、テムズ川の遊覧船に離れて座っ
ていた。素っ気ない態度のベリンダを 優しく見つめるチャールズ。
その手には あのマカロンが!
そんな夫の変化が、ベリンダの “心の雪” をとかし始める。
打ち解け合っていく二人。 その表情は どこか楽しげだ。
両人が 出会った頃の思いやりと尊敬を取り戻すのは じきだろう。
二人を祝福するように、甘く切ないあの歌が 街に響きわたる。





パンフレット表紙

 





それにしても・・・・・・・様々なブログやサイトを訪ねてみると、
この映画を熱く語る人の なんと多いことか!
かなりの量になりますが、その「熱い声」を聴いてやって下さい。

この映画を観たことがない人も、ぜひ観てみたいと思うような・・・
そんな “ステキなレビュー”が てんこ盛りです。





■お断り■
拙記事の主たる趣旨は、映画「フォロー・ミー」 DVD発売の機運を
喚起することにあります。
よって「趣旨にご賛同頂いた方のレビュー」のみ掲載しています。
どうぞご理解下さい。(一部の長文については部分掲載としました)
ご承知の通り、最近、皆さんの熱い声が束となり大きな力となって、
「小さな恋のメロディ」 のDVD化が実現したばかりですが、今度は
「フォロー・ミー」の番です。 どうぞ よろしくご支援下さい(^^)
なお、竹内まりや様には、この場を借りて「東京フォローミー協会」
会長就任を要請いたします(^^



   つ

     ◆   ◆   ◆    






最初に
漫画家・田渕由美子 さんのインタビューから。


私、あの……とにかく今まで見た中で、一番好きというか、いいなと
思うのは 「フォロー・ミー」 なんです。もう 大好きなんですよ(笑)
5、6回映画館でも見たし、テレビでも見たし……。
初めて見たのは私が大学に入ってからで、名画座でした。
なんていうのかな、画面から、こう、あの、香りとか歌が流れてくる
ような感じなんですよね。音楽というかな……とってもヒューマンな
タッチの映画だと思うし…あの…あの…困ります。これ以上なんて
言っていいかわからない(感情が高ぶり しばし絶句)……(しばらく
間があって) あの……簡単にお話を説明しますと……ミア・ファロー
が主人公で、「ベリンダ」っていうんですね、ペリンダ。
声に出して言うだけでうれしくなっちゃうな……ベリンダさん!(笑)
彼女、上流階級出身のコチコチの公認会計士と結婚するんです。
どちらかというと、ヒッピー風の彼女は、結婚後2人の問に“溝”を感じ
出すんですね。退屈でつまんないから、昼間プラプラと しだします。
旦那さんは、他に男ができたんじゃないかと探偵を雇って尾行させます。
探偵はトポルっていう俳優さんがやってて、すごーくステキなんです。
目がすごくいいの。ほんとに優しくて、あたたかくてね。
そう、探偵さんのキャラクターがすごく良くって……いつも白いハンチ
ングかぶって、白いレインコート着て、肩から布のショルダー・パッグ
さげて、中に とにかく食べものをどっさりつめこむわけ。それがすごく
小道具としていいんですよ。
彼の追跡はすごくおおっぴらなんですよ。こそこそ隠れてではなくて、
もう堂々とついて行ってね。
それで何日も付け回していくうちに、彼女を恋するようになっちゃうの。


一方、彼女の方は、最初、ヘンな人がついてくるって感じなんです。
何日か行動しているうちに、言葉は交さないんだけど、なんか、こう
共に行動しているって感じになるんです。
彼の方が、追跡者なのに、「こっちの映画に入ろうよ」って黙って指示
したりとか(笑)  彼女が恐怖映画に入ろうとすると、「あっちの“ロミオ
とジュリエット”を見ようよ」ってやるわけね。一人でチーンと泣いてたり
してね、すごくいいんですね。 彼女の方も、なんかこう、この人に何か
あったかいものを感じるんですね。
結局、旦那さんとベリンダがうまくいってハッピーエンドに終わるんです。
そして彼女は旦那さんに言うんです。
「私はいつも愛していたいの。結婚しちゃったら、何も与え合わないって
いうのは“嘘”だと思う。いつも相手に白分を与えたいというか、そういう
生活を送りたい」 と言うのね。
トポルのことは、好きだけど愛ではないんでしょうね。
「フォローミー」は、とにかく雰囲気というのかな、すごくいいんですよ。
画面がとってもきれいだし、“ロマコメ” っていうとヘンだけど、恋愛を描く
にしても、コミカルな味が入ったものって、私、もともと好きなんです。
「ローマの休日」とか、「アパートの鍵貸します」とか。
でも、「フォローミー」は、もっと自由で……広がリがあるっていうのかな。
ほんとうに画面見てて、空気の色まで感じられるような気がしてね。
これはロンドンが舞台なんですけど、ヨーロッパの映画は 画面がソフト・
フォーカスみたいなの。色調としても、ヨーロッパ映画がいい。
なんて言うのかな、こう言うとおかしいかもしれないけど、伝統っていうの
かしら、長い歴史のある国っていうかな、そういう感じがするんです。
ハリウッドのロマコメなんかにくらべると、もっとなんかすごくこう、底辺の
所にすごく悲しいものがあるって気がするの。
うまく論理的に言えないけど、イギリスの風土なんかも関係あると思うんです。
アメリカ映画は、なんか底が浅いっていうか。
いや、好きなんですよ……でも、楽しんで、見たらそれまで って感じですね。
アメリカ映画でも、「工デンの東」 なんかは好きですけどね。
「2001年宇宙の旅」 とかね、ああいう類の映画も好きですし、ものすごく
感動しましたよ。本当によかったと思うし、すごく残ってはいるけれど……。
でも、「あなたの好きな映画は?」って聞かれると、やっばり「フォローミー」に
なってしまうの。だから、すごく不思議ですね。一生思い出し考える映画です、
「フォローミー」は。
だから、これから先も、映画はたくさん観るとは思いますけど、そこまで感動
できる映画が現れるかな って思ったりしますねえ。










◆ A氏のレビュー

新妻を自分の属する上流社会に合うように教育しようとした男が
その誤りに気づき、妻を理解するために一大決心して 出会った
頃の気持ちを取り戻す話です。
180度違った環境・価値観を持った二人が、その違いゆえに惹
かれ合い、楽しい恋愛期間を過ごした後、めでたく結婚する。
が、気がつけば 夫は仕事人間。 妻に “妻らしくあること”だけを
求め、やがて型にはまった退屈な日常に埋没していく。
独身時代、ヒ ッピー的放浪や旅などで自由を謳歌していた妻は
当然ながら息がつまり孤独感を深めていく。
ささやかな自由を求め、街をさまよう妻。
妻の不審な日常に不安を持った夫は、私立探偵に調査を頼む。
私立探偵を演じるのは『屋根の上のバイオリン弾き』で父親役を
見事に演じたトポルという名優。(と言ってもまだ若いよ)
ふたりは会話を交わすことなく、あてもなく街を彷徨い散歩する
ことで、互いの心に温かい火をともす。
これはまさに “プラトニックな関係の極致” とも言えそうで、観て
いるぼくらの気持ちも温かくしてくれる。
ロンドンのさまざまな名所を背景に、探偵が妻を尾行する場面で
流れる「フォロー・ミー」の主題歌が胸に迫る。
ここでグッときて、ラストの音楽で再びダメ押しの感動がやってくる
って感じで・・・・・・くやしいけど、何度観ても泣けるんだよなァ。
フォロー・ミー!・・・・・私という人間をしっかり見て!妻という肩書き
を押しつけて安心しないで! 妻を家庭に閉じこめ、いつでも家事を
こなすだけの存在だと決めつけないで!
傷心のベリンダは、言葉を交わさずとも、ひょうひょうと後をついて
歩く風変わりな探偵と心を通わせるようになっていく。
1970年代というヒッピー全盛の時代背景もあるんだけど、そういう
「人間的で自由な関係」こそ、彼女が求めたものだったのだ。
それに気付かず、チャールズはとにかく「夫」であろうとし、ベリンダ
には常識的な「妻」を押しつけようとした。その悲劇。
ラストで、ロンドン市内を歩く妻の後を無言でついていくチャールズ
は次第に気づいていく。今まで一度も “彼女の本当の姿”を見てい
なかったことに。
堅物の夫は、その日から徐々に明るく変わっていく。気取りを捨て、
喜々として妻の後ろを歩くようになる夫。 その眼はしっかりと彼女
だけを見つめていた。
夫の温かい眼差しが妻を見つめるラストシーンに、あの名曲が
かぶって・・・・・・ラストで、観客もふたりと同じく最高の至福に
ひたることができる。
この映画で感心するのは、軽快なタッチで描きながらも、結婚生活
を送るすべての人々に送られる深遠なメッセージ。
ほとんどの夫婦が陥る現実の重さ・厳しさ。そして尽きせぬ理想。
探偵が我々に教えてくれるのは、明るく爽やかに生を楽しむ姿勢。
そしてこの映画には、素敵なハッピーエンドが用意されています。
本当に、何度観ても感動できる めずらしい映画です。
DVD化が待たれるところです。






◆ B氏のレビュー

隠れた名作ですね。 ぜひ、もう一度観たいですねぇ。
ずいぶん前の映画だけど、まだしっかり覚えています♪
ミア・ファローを、白いコートを着たトポルが尾行。
ロンドンという街を、登場人物を、すごーく暖かく描いてます。
ビデオ化されてないのが不思議な一本。
脚本が、ピーター・シェイファーというのがすごい!
ジョン・バリーのテーマ音楽もよかった。
ジョン・バリーと言えば「ゴールドフィンガー」(1964)などの「007
シリーズ」や「真夜中のカーボーイ」 (1969)、「白いドレスの女」
(1981)などで知られる凄腕の作曲家です。
全体に “回想の連続” という形で進められているのですが、
その構成が面白いと思ったし、それより何より、セリフなしの
“音楽と映像だけ”の一連のシーンが、とても素敵なんです♪
言葉なんか使わなくても十分わかりあえる、そういった感じ。
周防作品「SHALL WE ダンス?」で柄本明の探偵事務所に、
この映画のポスターが貼ってあります。
周防監督も大好きな映画だからだとのこと。
やっぱり 「知る人ぞ知る名作」 なんですね。
1970年代は心温まる名画が結構たくさん作られたように思います。
現在はアクション中心になってしまいましたが
何らアクションが
なくても楽しめる映画があることを、ぜひ知ってほしいです!
この映画、今や名画座にかからなくなったのは仕方ないとして、
もともと ビデオもDVDもないのが不思議でなりません。
ホントにいい映画なのに・・・・・・・。
ビデオも DVD もサントラもないなら、せめて映画館でリバイバル!
・・・・なんて無理なお願いでしょうか。
とてもロマンチックな映画だし、私にとっては愛おしくてたまらない、
そんな映画なんです。もし機会があれば是非観て下さいね。
もう二度と観る機会がないかもしれませんよ (^^)






◆ C氏のレビュー

探偵が、「世の中には良い人が見つからないと嘆く人が多いが、
お互いの心の声にじっと耳をすまし、黙って見つめ合えばきっと
信じ合えるよ」と語るのだが、ベリンダと探偵は、一切の言葉を
交わさないことで、逆に人間らしい交流を持つことが出来た。
しゃべらないのだから、社会的立場も職業も国籍も関係ナシ。
人が人に対する時、何の偏見も先入観も持たない純粋な眼を
持つことができれば、その人のもっている素敵な個性や心の声
を素直に感じ取ることができるはず。
上流階級の教養豊かな紳士である夫・チャールズから理解されず
取り残されたような悲しみを感じているベリンダが言うセリフに  
「完璧で足りないものなんてないチャールズは、妻なんて必要と
しないのよ。私のこともいらないのよ。だって 私に何ができる?」
と泣いてしまうシーンがあるが
すごく切ないシーンだった。
単調な結婚生活の中で、ときめきや恋心は時間とともに薄れていく。
表面的な考え方の違いに心を捕われ自己主張や言いわけばかり
言い合っても、温かい気持ちを見失っていくだけなのに・・・・・。
「フォローミー」は、そんな大切なことを教えてくれる映画だ。
「ローズマリーの赤ちゃん」 で知られるミア・ファローと「屋根の上の
バイオリン弾き」で主役を務めたトポルが、とにかく素晴らしい。
加えて、音楽がまたいい。007シリーズや「野生のエルザ」で世界
的に有名な作曲家ジョン・バリーが担当しただけのことはある。
ところで今回録画したものは、初版訳と比べて、字幕に細かい違い
があった。 「マカロン」を 「クッキー」と訳していたり・・・・・。
原語を聞く限り、以前の訳のほうが正しい訳であり、しっくりくるもの
だったので ちょっと残念だった。
オリジナルを一回でも観てから訳せばこんなことにはならないと思う
のは、映画館で何度も観ている者のひいき目か。
ところで、この映画を観ながら毎回思うのは、自分が なぜこの作品
をここまで好きかということ。
それはやはり、ここに自分の理想があるからなんだろうなぁ。
こんなふうに人と理解し合えて楽しい時間を共有できたら、どんなに
素晴らしいだろう。
ぜひ映画館で観たい映画ですが、なかなか難しいようですね。
それなら、せめてDVDを出してください!
それほど、何度観ても、感動と発見が尽きない映画です。





◆ D氏のレビュー(英国在住の邦人女性)

キャロル・リードのブリティッシュセンスが冴え渡る傑作です。それに、ミア・ファローが最高に可愛い!真実の愛を求めてさまよう 3人の関係を温かく描き出し、英国流のブラックジョークの味もちゃんと入っていて、やはりピーター・シェーファーはただ者じゃないですね。何度でも観たい映画です。えっ? DVDになってない? そ、そんな! ……。 

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ところで、「キュー・ガーデンの有名な温室」・・・・・・『フォロー・ミー』では、ミア ・ファロー扮する人妻がロンドン中をさまようのですが、その一場面にこの温室が出てきます。ここを訪れた時、一緒に行った女性たちが皆 『フォロー・ミー』を見ていたのがちょっとおかしかった。 でも、何だかうれしくなりました♪
そのあと、ハイドパークのピーターパン像も皆で観に行きましたし、ハンプトン・コートの迷路にも行きました。 あの劇中ホラー映画が「吸血鬼ドラキュラの花嫁」だということも教えてもらいました(笑)
ところで、女性心理を勉強したい男性は この映画を見るといいかも。
それから、在アジア・在米・在欧と、世界中の英国大使館は、この映画の上映を積極的に推進することを お勧めします。ロンドンの観光客は確実に10倍増えますよ、ホントに。
上映と並行して、DVDの発売も急いだほうがいいですよ。どんな方法より遥かに、「観光客誘致」の宣伝効果があるし、予算もかかりませんし。
それが、こんな素敵な映画を作ってくれたキャロル・リードへの「最高の恩返し」だと思いますよ♪

 

◆E氏のレビュー

ロンドン市街を撮ったすべての映像が美しい。そして、登場人物も生き生きと描かれていて見事だ。
実際にロンドンに行ったとき見た風景は全然いいとは思わなかったけど、この映画で切り取られたロンドンはとても魅力的な都市に見えた。よほど演出とカメラの腕がいいんだろうなァ。テムズ川にしても、植物園にしても、ハンプトンコートの迷路にしても・・・・・ああ、思い出すとまた観たくなる~。
ジョン・バリーの音楽が、また素晴らしいんだ。ミア・ファローは、どちらかと言えば嫌いなタイプなのに、この映画に限っては、とても可愛く見えるから不思議。
いや、ミア・ファローの魅力だけではなく、今でも あの 「♪フォー~~ロ~~♪~♪フォー~~ロ~~♪~~」 と切なく唄うテーマ曲が耳から離れない。

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それにしても、いったいなぜ、こんな名作がレンタル屋にないんでしょうかね? テレビ放映されたのを録画して持ってはいるが、ぜひDVDでオリジナルの雰囲気を味わってみたい。本当は、もう一度映画館で観たいんです(涙)それが無理なら、せめてDVDを出してほしい!
周防正行監督の映画「Shall we ダンス?」の探偵事務所の壁に「フォロー・ミー」のポスターが貼ってあるのを見つけて、「おお周防さん、アナタも好きですか!」と嬉しくなった。頼む!周防監督、早くリメイク作ってくれ~!(的はずれ?)
ロンドン市内を言葉を交わさず歩き回るふたり。目と目で語り合うふたり・・・・・・鮮やかに甦る名シーンの数々!そこにあの名曲がかぶる。ああ、もう我慢できない! もう一度観たいよ~!

 

F氏のレビュー 

この映画、「第三の男」「オリバー!」で知られる英国の巨匠キャロル・リードの作品らしいが、言われないと分からない。そのくらい、がらりと イメージチェ~ンジ!  ユーモアと優しさに包まれていて、幸せになれる作品だ。

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ミア・ファローが夫に言うセリフに、こんなのがあった。
「結婚は目的地じゃないわ。そこにたどり着いたからって、二人ともパスポートを捨ててしまうなんて間違ってる」 「昔の関係に戻りたいんじゃないわ。もっと先に進みたいの」
う~ん、深い。 でも、結婚前と後とでは、ずいぶん感じ方が違うんじゃないかな。 離婚した人にとっては、身につまされる映画かも知れないし・・・・・・・。
原作・脚本は、7年後に 「アマデウス」 を書くことになる天才戯曲家ピーター・シェイファー。ストーリーテリングのうまさは さすがだ。
日本ではDVDもビデオも出てないけれど、本家のアメリカでもイギリスでも出てないらしい。 こんな名作がなぜ?  ああ 信じられない。

 

 


 

G氏のレビュー

私がベストテンを聞かれると 必ず挙げる作品のひとつ。
新妻の行動を不審に思った公認会計士チャールズは、思い悩んだ末に探偵を雇うが・・・・・。
ピーター・シェイファーの戯曲(演劇)を  「第三の男」の巨匠キャロル・リードが映画化。
この映画を最初に観たのは学生のときだが、当時、あまり期待することもなく観たような気がする。
というのは、ぼくは、あんまり ミア・ファーローという女優が好きではなく、「ローズマリーの赤ちゃん」 にも 「ジョンとメリー」 にもいい印象は持てなかった。
でも、「フォローミー」だけは別格。共演のトポルの味のある演技もあって、気がついたら映画に はまっている自分がいた。とても しゃれた 心温まる映画だ。
新婚の夫婦がいる。夫は絵に描いたような仕事人間。妻はその淋しさを紛らわすために、ロンドンの街をひとり歩く。いつも帰りが遅い妻の行動を不審に思った夫が、私立探偵を雇って 妻の素行を調べさせる。 尾行する探偵。尾行される女。 50フィートの距離を保ちながらも、しだいに互いの存在を認めてゆく二人。今まで寂しく独りで歩いていたロンドンの街を二人で歩く。美術館や植物園、そして映画も一緒に観ることになる。 言葉を交わさなくても段々と気持ちが通うようになる二人。
最後に探偵は夫に提案する。「何も言わず奥さんがやりたいことをじっと見守ってほしい。」 
自分の非を認めた夫は、決然とハンチングをかぶって妻のあとを追う。妻の行く店、妻の行くところを、後ろからついて歩く夫。やがて彼は、妻について何も知らなかったことを悟る。そして、バックにはあの爽やかなテーマ曲が流れる。
原作・脚本はピーター・シェイファーの一幕ものの芝居だ。登場人物はほぼこの三人だけだが、構成とセリフが実にしっかりしていて飽きさせない。ラストシーンがまたいい。これまで能面のようだった夫の表情が、生き生きと変わっていくさまが実に感動的だ。
こんなあと味のいい映画は、めったにないね。

 

 

H 氏のレビュー

名匠キャロル・リードが作ってくれた心暖まる佳作。すごく好きな作品です。
学生時代に初めて見た当時は 「自分が主人公だったら、あんな夫よりトポルにするのに!」 と思っていたんです。でも、15年ぶりにテレビ放映を見直したら、夫を選んでしまう彼女に感情移入し、そうか! と納得している自分がいました。
この作品のミア・ファローは本当に可愛い。 今で言ったらメグ・ライアンみたいな感じかな?

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ローマが、妖精ヘップバーンと 「ローマの休日」を生み出したように、ロンドンが生み出した妖精は? と問われたら、断然 ミア・ファーローだと思うし、映画なら 「フォローミー」 で決まり!
仕事人間の夫には全く不可解な行動をとる新妻。ジョン・バリーの音楽をバックに、妖精のようにロンドンの名所旧跡を自由に歩き回る人妻の後を尾行する不審な男。日々を重ねるごとに二人の間に次第に生まれていく心の絆。最後に夫が取った行動とは?
ラストシーンは、感動で泣けました。 ぜひ DVD 作って下さい。 お願いします!


I 氏のレビュー

私の大好きな映画「フォローミー」(The Public Eye)。ミア・ファローが一番キュートに撮られた最高の映画。
「ローマの休日」のように、二人でスクーターに乗るシーンもあったし! 何気なく始まり、淡々と展開し、さらっと終わっている映画なのに、その余韻が いつまでも心に残っています。 
トポルは、『屋根の上のバイオリン弾き』でのテビエ役の直後に、この映画での全く違った探偵の演技は見事でした。原作・脚本のピーター・シェイファーは、後に「エクウス」、「アマデウス」という傑作を書く人なので、その洞察の深さには感心しました。いつの間にか想い合う ふたりの感情の機微が見事に表現されていたと思います。
映画は、私が“マカロン”という食べ物をはじめて知った映画でもあります。トポルがいつも食べていたのが 「ダロワイヨ」 のマカロンでした。

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パリの「ダロワイヨ」は1802年に創業された店で、パンのみならずチョコレート、ケーキなどでも有名な老舗です。特に、マカロンやケーキのひとつの種類である「オペラ」を創り出すなど、スイーツ好きには見逃せないお店のひとつです。
ところでこの映画、稀代の傑作「第三の男」を撮った名匠キャロル・リードの不朽の名作だと思うのですが、日本ではビデオもDVD化もされていません。この辺りが 日本のビデオ産業の限界なのかな と思うことしきりです。それに加えて、なかなか聴くことが出来ないサウンドトラック。
お願いです。 誰か なんとかして下さい!

 

 

 

J 氏のレビュー

結婚なんてことを考えたこともなかった若き日に観た映画。
キャロル・リードが作った最初で最後のラブ・コメディ? いや、ただのコメディとは言えないかも知れない。
なぜなら、テーマは特に目新しいものとは言えなくとも、特に今の時代に見られる夫婦の関係について、深い洞察を持った真面目な映画だからだ。
この年も、たくさんの映画を観た。印象的な作品がたくさんある。外国のものだけでも「スケアクロウ」「ジョニーは戦場へ行った」「ブラザーサン・シスター・ムーン」「恋のエチュード」などなど。
こういう映画を観て語り合っていた友人に、結婚なんてずっと先の話だね、などと言いながらも、この「フォロー・ミー」には、ただのロマンチックなお伽話として片付けてほしくない思いがあった。
いずれにしても、今結婚されている、またこれから結婚を考えているすべての方に本気で薦めたい映画であることだけは確かだ。
ミア ・ファローという女優のキャラクターが見事に生きた映画だし、サントラの旋律も歌も実に素敵だ。イギリスというお国柄もしっかり描きこんであるし、 ロンドンのあちこちに点在する “らしい” 光景も多く観られ、楽しめる映画だ。
派手なアクションも濃厚なラブシーンもないが、後味は最高! 2000本近い 我が映画ライブラリーの中でも、わずか数本しかない “100点満点!” の1本。
特に “危機寸前” のご夫婦には ぜひともお勧めしたい映画です(^^)

 

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K 氏のレビュー

異邦人であるベリンダが、ロンドンという大都会で、どこにも自分の居場所が無く、独りになれる場所を探す日々から、自分を理解してくれる人がいればこんなに楽しい街に変わるんだよという発見へと変わっていくプロセスが好きだ。
15年前、この作品を好きな人たち同士の会話から、「それほど この映画が好きなら、東京をロンドンに見立てて 『フォロー ・ミー』 さながらの場所巡りをしようじゃないか」 という話になり、計3回の “疑似フォロー・ミー体験” へと つながった。 そこには遊覧船もペパーミントパフェも植物園も迷路も水族館もあった。パブは残念ながら居酒屋に変わってしまったが(笑)
ちと苦しかったけれど食べ物の名前のついた通り巡りモドキもあった。夕陽は結局観なかったような・・・・・・・。


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そうそう、残念ながらマカロンは届かなかった(笑)
でも、ゆで卵は おでこで割った(爆)
美術館には行かなかった。(上野の森で集合はしたのにね)
映画館にも行かなかった。(それ以外の日に、いくらでも一緒に観る機会を持てる集団だったから)
でも……ハマーフィルム「吸血鬼ドラキュラの花嫁」をやっていれば観たかも(爆) このホラー、「マトリックス・リローデッド」でもやってたね(笑)
こう考えると、同じ趣味・趣向の人が、好きなことを好きなだけ楽しめる『フォロー・ミー』的イベントだったと思う。
最近ますます旧作を映画館で観る機会は限られているので、なかば諦めかけているけど、いつの日か映画館の暗闇で、ジョン・バリーのあの名曲に包まれて、ひとときの至福を味わう事ができれば・・・・・それがボクのささやかな夢です。

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◆編集後記◆
「フォロー・ミー」 が作られた70年代の初め、洗練されたセンチメンタ
リズムと抒情美
で一世を風靡した2本のアメリカ映画がありました。
「ラスト・ショー」(1971) と 「おもいでの夏」(1971) です。
この2本は、世界的なヒットを飛ばした「卒業」(1967)や「個人教授」
(1968)の “
年上の(既婚)女性と関係を持った未熟な少年の苦悩”
というモチーフを踏襲した名作でした。
思えば、「ラスト・ショー」や「おもいでの夏」は、ハリウッド一流の緻密
なマーケティングのもとに企画された、いわゆる“トレンド(流行)映画”
の代表選手だったのです。
当時、思春期に突入したばかりの私も いそいそと映画館に観に行き、
何のためらいもなく これら “トレンド映画” のファンになりました。
映画には、ヒマな人妻?が、ふとしたことから手近かの若者と刹那的
に肉体関係を持ってしまう、という共通項がありました。
「フォロー・ミー」は、そういった時代の風潮……「ヒッピー文化の影響
を受けたフリーセックス礼賛の風潮」 に対する
キャロル・リード流の回
答であり予言的反証でした。
「アメリカ人は簡単にパンツを脱ぎすぎる。言っておくが我々は猿では
ない。 こんなやり方でしか客を呼べないのなら 映画は終わりだぞ!」
というわけです。
当時 そんなこともありましたが、それはそれとして、「フォロー・ミー」が
“映画でしか表現できない物語世界”の存在を 我々に教えてくれる数
少ない1本であることは確かです。
プロットだけ読むと、この程度の話なら 演劇(舞台)でも十分表現できる
と思われがちですが、ロンドン市街の到る所にロケを張った数百ショット
の映像群の圧倒的リアリティに、演劇(舞台)が いったい どう肉迫する
というのでしょう。 それら映像と音楽が巧みに相乗され、極みまで研ぎ
澄まされたエモーションとヒューマンディグニティ(人間の尊厳)の香気を、
いったいどう表現できるというのでしょう。
我々にとって何よりの幸福は、映画を知り尽くした職人キャロル・リード
と作曲家ジョン・バリーのスゴ腕が起こした奇跡を、とことん堪能できる
ところにあるのです。
映画を体験した人々の感動の声は今、渦となり木霊(こだま)となって、
再び我々の胸を打ちます。
その “重奏響鳴” は、もはやひとつの伝説になりつつあると言っていい。
強く そう思いました。 ( Hiji-kata)

【番外篇】

◆オマージュⅠ

「東京公園」 (小路 幸也) 新潮社 

【物語】
「幼い娘と公園に出かける妻を尾行して、写真を撮ってほしい」くつろぐ親子の写真を撮ることを趣味にしている大学生の圭司は、ある日偶然出会った男から奇妙な頼み事をされる。バイト感覚で引き受けた圭司だが、いつのまにかファインダーを通して、話したこともない美しい被写体に恋をしている自分に気づく。すれ違ったり、ぶつかったり、絡まったりしながらも暖かい光を浴びて芽吹く “柔らかな恋” の物語。

【レビュー】
「東京バンドワゴン」「キサトア」に続いて3冊目の小路幸也作品。 誠実な人々、おだやかに物語が進んでいく中で起こる距離の変化、新たな関係の展開に圭司が決めた判断は?
恋愛がメインのはずなのですが、帰省先の両親と姉、マスターの亡き妻、初島さん夫妻が印象的で、これまで同様、家族がキーワードの爽やかな物語でした。
「好きな人たちには、幸せになってほしい」 「自分のために、大好きな誰かのために、暮らしは別でも一緒に生きていく。 だから幸せな方向に向かっていってほしい」 というメッセージが、特に心に響きました。
このシチュエーション、どこかで見たような・・・・と感じていたら、最後の 「To “Follow Me!”」 で謎が解けました。
ミア ・ファーロー主演の映画 「フォローミー」 への、小路幸也さん流のオマージュだったんですね。映画の内容を思い出して微笑んでいました。                                   


◆オマージュⅡ

アルバム「Impressions」 より 
◆家(うち)に帰ろう ~My sweet home~ 
(作詞・作曲/竹内まりや)    


恋するには遅すぎると言われる私でも
遠いあの日に迷い込みたい気分になるのよ  

キスすることもなくなった初恋のあなたが
嫌いになったわけじゃないけど 素直になれないの

冷蔵庫の中で凍りかけた愛を温めなおしたいのに
見る夢が違う 着る服が違う

一度は信じあえたふたりなら  心帰る場所はひとつ
いつものマイ スィート スウィート ホーム 

幻だけの恋ならば100回でもできる
それなら二人で ここで暮らそう 100歳になるまで  

居心地の良さに決して甘えないで 
やさしさも忘れないで

好きな歌違う 選ぶ絵も違う 
でもいちばん私を知っている  
見飽きたはずのあなたでも 
いとしいマイスィートスウィートホーム 

冷蔵庫の中で凍りかけた愛を温めなおしたいのに
見る夢が違う 着る服が違う

一度は信じあえたふたりなら  心帰る場所はひとつ
いつものマイスィートスウィートホーム 
いつものマイスィートスウィートホーム 
いと しいマイスィートスウィートホーム  

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◆「サイトによる署名運動」です。 
趣旨に賛同される方は、ぜひ参加して下さい。  

http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=34285   
http://bbs.infoseek.co.jp/Board02?user=kaname_miguchi


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かおり

ミア・ファロー、懐かしい女優さんですね♪
私は子供の頃に観た「ローズマリーの赤ちゃん」の印象が強くて
ちょっとおどろおどろしいイメージがありました^^
その後、「華麗なるギャツビー」「ナイル殺人事件」で
あらためて魅力のある女優さんだと思いましたが
残念ながらこの作品、タイトルは記憶にありましたけど
観たことがありません
ステキなストーリーですね♪探してみます^^
「家に帰ろう」大好きな曲ですよ
by かおり (2007-05-18 14:08) 

Labyrinth

Wow♪ \(^▽^)/ 労作ですな!?
よくぞここまで集められましたね~
どの方のレビューも それぞれ見所があって甲乙付けがたい感じ~d^^;
これだけの量を拝読しちゃうと観たくなるのが人情ってもんですね(笑)
こうなりゃ 是非DVD化して頂きたいですねー! (^-^)b

「YOU TUBE」もどうもありがとうございました!
楽しめましたよ~ん♪
by Labyrinth (2007-05-18 18:32) 

流星☆彡

うわ~♪懐かしい写真の数々!(◎▽◎)
『SHALL WE ダンス?』の探偵事務所に この映画のポスターが貼って
あったの、私も すぐに気づきましたよん♪(*^^)v
でも、ビデオ化も されていなかったなんて、実は 知りませんでした!
と言う私は、では どこで観たんだろ~(・・? 多分 名画座(←高田馬場とか
飯田橋とか…(^^ゞ )で 観たはず なんだけどな~。
「ダロワイヨ」 のマカロンも、つい最近 公開された『マリー・アントワネット』で
や~~っと認識した私ですが、知ってる方には この映画でも 一目瞭然
なのですね。そんな点でも(!)ますます興味が湧いてきました♪
ぜひ 今こそ観たいデス!DVD化を 切に願っております!(-人-)

竹内まりやさんの動画も、これから ありがたく鑑賞させていただきます♪
by 流星☆彡 (2007-05-18 23:55) 

Hiji-kata

青い花様  いらっしゃいませ。
長文におつき合い頂き 感謝します。
>「ローズマリーの赤ちゃん」 の印象が強くて
>ちょっとおどろおどろしいイメージがありました
まったく おっしゃる通りだと思います。
「ローズマリー」のお陰で世界的な有名女優になれた
とはいえ、その後、彼女にくるオファーは暗くてホラー
チックなものばかりでしたね。
そこで、彼女のためにひと肌脱いだ男が、“ジョンブル”
キャロル・リード監督でした。
このエピソードだけでも、ボクは彼を尊敬します(^^)/
三船敏郎が黒澤映画に初めて出演した「酔いどれ天使」。
若いヤクザの役でしたが、世間の人が、てっきりホンモノが
演じていると錯覚したほどの迫真の熱演で、彼は一躍スター
になりました。でも、その後来る役はそんなものばかり。
それを憂いた黒澤は、「静かなる決闘」、「野良犬」、「醜聞」と
立て続けに好青年三船を造形し、マイナスイメージを払拭する
ことに努力しました。
洋の東西を問わず “本物の巨匠” とは、役者への深い思いやり
を忘れない良いリーダーであり、いいオヤジであり、いい兄貴
なんですね(^^)v
by Hiji-kata (2007-05-19 10:55) 

Hiji-kata

Labyrinth 様  いらっしゃいませ。
全レビューを読んで頂き 感謝します(^^)

>「よくぞ、ここまで集められましたね」
いや~、お恥ずかしい。 ただ単に、
「好きこそものの下手の横好き」ですよ。。。f(^^)

>「それぞれ甲乙つけがたい感じ」
ホントに皆さんの情熱には圧倒されました。
負けないようにボクも頑張らなきゃ・・・です。

>「これだけの量を拝読しちゃうと観たくなるのが
  人情ってもんです。是非DVD化して頂きたい」
またまた ありがたきお言葉、痛み入ります。
「竹内まりや」さんもそうですが、幾つかのメディアに
尽力をお願いして、結果を出せればいいと思っています。
いずれにしても、今年が “勝負” になるでしょうね。
by Hiji-kata (2007-05-19 14:19) 

かおり

こんにちは♪
ダロワイヨのマカロンの画像が追加されてて
ちょっと嬉しかったです♪
うちにもありますよ~!
ダロワイヨ☆http://blog.so-net.ne.jp/ajisai28/2007-01-05
by かおり (2007-05-19 16:36) 

Hiji-kata

流星☆彡様  いらっしゃいませ!  
いろいろお世話になっております<(_ _)>

高田馬場パール座、飯田橋佳作座・・・・・こういった名画座
の暗闇で、若き日の周防監督も、東西の名画から多くのもの
を吸収して成長していったんでしょうね。そんな映画の1本に
「フォロー・ミー」があったことは想像に難くないですね(^^)

ユーミンが若い頃「いちご白書をもう一度」という歌を作りましたが、
それがもし 「フォロー・ミーをもう一度」だったら・・・・・映画も、とっく
の昔にビデオ(DVD)化されていたはずなんですが(笑)
もちろん、今さらどんな偉大なアーティストが同様の歌を作っても
「何だ、ユーミンの歌の二番煎じじゃないか」 といわれるのがオチ
なんですが・・・・・今更ながら、ユーミンの偉大さを痛感します(^^)
もとより、映画は歌には敵いません。原価が違いすぎます(苦笑)
by Hiji-kata (2007-05-19 21:57) 

流星☆彡

こんばんは♪
ダロワイヨのマカロンの画像や 『第三の男』ポスター画像も 追加されてて
時々記事が進化してる~♪(*^_^*)
まさに!『いちご白書』は、YUMINGの歌詞に在ったのが そもそもの動機で
ユーミンFANとして 知らない訳には いかんだろぅ!と 高校or大学時代に
名画座に観に行きましたもの!なんとか ならないでしょうかね~!? 数々の
レビューを 読ませていただいて、若い頃よりも 今 観たほうが 作品の味が分かるように思えて(私世代にとっては!^^; )、とっても観たくなったんです
けど~☆(細かい描写←“額で ゆで卵を割る”とか♪)よく思い出せないの
で。。。(^^ゞ
by 流星☆彡 (2007-05-20 00:22) 

Hiji-kata

青い花様  再訪くださってありがとう!
記事、拝見いたしました。
マカロン 1個頂きました。ごちそうさま♪(^^)/
by Hiji-kata (2007-05-20 09:53) 

ものすごく力の入った記事ですね!
続きを読む、を開くと映画の世界が広がっていて驚きました!
全然知らない映画でしたが、私も観てみたくなりました。
夫婦や家族の安心感って、勝手にできるものじゃなく、
お互い理解しあう努力を積み重ねて出来上がって行くものなんですね。
石坂啓さんの「アイ’ム ホーム」というコミックを思い出しました。
この運動が実を結んで、DVD化が実現するといいですね!
by (2007-05-20 16:36) 

Hiji-kata

流星☆彡様   いらっしゃいませ!  
何度も読んで頂いて感謝の言葉もありません。
ご承知のとおり、この記事の生まれた頃はドタバタ状態で、
内容も推敲を欠き、かなりひどいものでしたね。
(書いた本人が言うんですから間違いありません)。。。f(^^)
お蔭様で最近、やっと格好がついて参りましたが、まだまだ
いろんな点で不十分な内容で ご迷惑をかけています。
今日も朝から、 “蔵入りビデオ”をひっぱり出し、メモを片手に
「フォロー・ミー」を (原語に留意しながら)見直してみました。
「ストーリー」部分に、その “見直し” を反映してみましたが、
幾らかでも臨場感が増していれば幸いです。

20数年前、同じく「いちご白書」を観ました(^^)v
ボクの手元に「映画 『いちご白書』には、アメリカン・ニューシネマ
特有の苦い挫折感とともに、青りんごのような“はつらつさ”がある」
という当時の批評があります。
学生運動全盛のころの、左翼感?みなぎる映画だったんですね。
当時の流行の最先端を争うこの映画に、若者、特にインテリ層は、
たまらないシンパシーを感じたのでしょうね。小学生だったボクには
今ひとつ実感がありませんが・・・・・。
若者特有の時代感覚や流行などから考えても、ユーミンの最も感銘
を受けた映画が、「フォロー・ミー」ではなく「いちご白書」だったことは、
ごく自然なことだったんですね。
たとえ映画の完成度に “雲泥の差” があったとしても・・・・です。
by Hiji-kata (2007-05-22 06:18) 

Hiji-kata

梨花様  いらっしゃいませ!
日々、お仕事や創作活動などでご多忙中にもかかわらず、
長文にお付き合い頂き、心から感謝します。

「♪逢えない時間が~~♪ 愛育てるのさ~~♪」という歌の
文句じゃないですが、現時点では、そう考えて耐えていくしか
ありません。(大袈裟~!)
でも、この気持ちをご理解頂き、分かち合って頂いて、ぐっと
勇気が湧いてきましたよ♪(^^)/

「夫婦や家族の絆は、お互いが理解しあう努力を積み重ねて
出来上がって行くもの」・・・・・示唆に富んだ重みのある言葉です。
夫婦や家族は、身内ということで、ついついそういう配慮や努力を
忘れがちになるものですからね。
【追伸】
少女漫画家・田渕由美子さんのインタビュー
記事を、追加で載せておきました。
結構面白かったですよ(^^)v
by Hiji-kata (2007-05-22 06:24) 

チヨロギ

Hiji-kataさん、こんにちは。
すごく重量級の記事なので、一日では読み通すことができず、
コメントが遅くなってしまいました^^;
この映画は残念ながら未見です。
ただ、「フォロー・ミー」は有名な映画だと勝手に思い込んでいたので、
DVD化されていないと聞いて心底驚きました。
私がこの映画の名前を知ったのは小学生の頃。
年の離れた兄の結婚式の二次会で、テーマ曲をピアノ演奏したのです。
小さなバーを借りて、新郎新婦入場時に結婚行進曲と、
パーティの間に「フォロー・ミー」と「アローン・アゲイン」を弾きました。
しかし小学生の身であの情感たっぷりの名曲は荷が重すぎ、
演奏は散々でした・・・。ちょっとトラウマです;;
こちらでたくさんの熱いレビューを読ませていただいて、
いま改めてこの映画をとても観たくなりました。
DVD化が実現しますように!
by チヨロギ (2007-05-22 15:27) 

私も「フォロー・ミー」は好きです。
ミア・ファローのフォロー・ミー、セットでしっかり記憶にインプットされています。それこそ、今スペルを見ればRとLで英語ではぜんぜん違うんですけれど、私の頭の中のカタカナ英語では同類にメモリーされています。
この映画は不思議と時々思い出すんです。
結婚して妻や母になり、なぜか彼女のことが頭に浮かぶ時がありました。
家族はみんな忙しそうに動いていて、自分だけそのペースにない、社会の歯車から取り残されたような、誰からも関心を持たれないことほど寂しいことはありません。
私はいてもいなくても同じ?「私のことも誰か見て!」ってね。
年が経つにつれて、同じ映画でも見方が変わった自分を実感しました。
by (2007-05-23 11:57) 

再びお邪魔いたしますv
追加のインタビュー、読ませていただきました!
すごく訥々としているけど、共感しやすい言葉が繋がっていて、とても良かったです!
今そこで話しかけられてるみたいで臨場感があって、面白いですね!
ますます、映画を見たくなってしまいました〜!!

※ハモの落としと冷酒のセットがご用意できました。
お時間のあるときにでもお越しくださいね!
お待ちしております♪
by (2007-05-24 01:39) 

Hiji-kata

チヨロギ様  いらっしゃいませ!
「GW明け」は “カゼをひきやすい季節” らしいですね。
ご多分にもれず、ボクも、朝起きたらカゼをひいている
ことが多いです。(窓を開けて寝ているからですが)。
すぐに重ね着して昼の暑さで汗をかき、夕方までに
治す・・・・・・これを繰り返す毎日です(どんな毎日だ~!)
でも、外出し長時間エアコンから逃れられない状況では
この作戦を使えず、次の日に持ち越しです(トホホ)。

>「すごく重量級の記事なので・・・・・・」
ドキッ! じ、じつは(汗)・・・・・・確実に80kgに近づく日々。
(↑そうじゃないだろう!)
でも、体脂肪22%は死守してます(←だから違うって!)

おっしゃる通り 「フォロー・ミー」は “有名な映画”のはずですが
現状ではDVD化されていない・・・・・なんとも解せない話です。
ボクは、小学生の時に この映画を観て号泣しました(笑)
その感動を、“きれいな画面”で もう一度味わいたいものです。
「年の離れた兄さんたち」カップルも、この映画に感銘を受けて
結ばれたのかも (←勝手な思い込み ご容赦)。。。。。(^^)
by Hiji-kata (2007-05-24 15:29) 

Hiji-kata

みさき様  いらっしゃいませ!

「ファローとフォロー」の発音の微妙な違い・・・・・・おお、
そう言えば、かつてボクの中でも “同類”に分類されて
いたことを、今思い出しました(笑)

「みんな忙しそうに動いているのに、自分だけ社会から
取り残されたような、誰からも関心を持たれない寂しさ。
私はいてもいなくても同じ? 私のことも誰か見て!」
・・・こんな気持ちは、ほとんどの人が、多かれ少なかれ
感じているのではないでしょうか。
ボクは「人間の普遍的なテーマ」ではないかと思っています。
自身の半生を語りながら、それが社会的な命題に通じている
ところに、みさきさんの才能を感じました(^^)/
by Hiji-kata (2007-05-24 16:06) 

Hiji-kata

梨花様  
わざわざありがとう!
追加のインタビュー、読んで頂き感謝します。
楽しんで頂けたとしたら、うれしいです。

先ほど、「渾身の力作」拝見しました。
時間をかけて、何度も観賞したく思っています。

今日はなぜか 爽やかな気持ちです(笑)
by Hiji-kata (2007-05-24 16:31) 

Hiji-kata

umiko様  はじめまして
ご訪問を 心から歓迎します!
by Hiji-kata (2007-05-24 17:33) 

ミカエラ

Hijik-kataさん、こんにちは(^^)
先日は私のブログにご訪問下さってありがとうございました~。
アイコンのワンちゃん(としぞう君?)可愛いですね♪
それからプロフィールのお写真が『太陽がいっぱい』の場面ですね、
ドロンは大好きで、最近『危険がいっぱい』を観ました。
太陽が…のヒットを受けて無理やりそのような邦題をつけたのだろうと、
鑑賞前は苦笑いしましたが、内容が本当に“危険がいっぱい”なのですよね(;^^)
ラストが意外性があって面白かったです。
…と、記事に関係ないお話ですみません。。。
『フォロー・ミー』、DVD化されるといいですね(^^)
私はミア・ファローの映画は『華麗なるギャッツビー』と
『カイロの紫のバラ』を観ましたが、
特に後者はちょっととぼけた味わいがなんともチャーミングに思いました。
彼女はユニセフの親善大使としても活躍中なのですね。
by ミカエラ (2007-06-01 23:19) 

Hiji-kata

ミカエラ様  いらっしゃいませ!
日に日に 夏らしくなってきましたね。
季節がら 「太陽がいっぱい」の明るさがふさわしい と思い
“夏季のプロフィール” に採用しましたが、アラン・ドロンや
ヘルムート・バーガーは、いまだに女性に根強い人気がある
俳優ですね(^^)v
人に言わせると、私の容貌は、残念ながら ドロンではなく
「椿三十郎」の頃の三船敏郎 に近いそうです(笑)
ルキノ・ヴィスコンティにしても、ルネ・クレマンにしても、どうも
巨匠たちは「美男がお好き」なようですね♪
それについては、黒澤明 も例外ではなかったようです。
「野良犬」など、三船敏郎の若い頃の映画を観た人は、みんな
異口同音に「こんなにいい男だったの!」と驚きを口にします。
アラン・ドロンやヘルムート・バーガーに勝るとも劣らない美男が
終戦直後の日本にいたことを語るのに、今日ほどふさわしい日は
ないかも知れません。
というのは、「黒澤映画の3週間連続上映」が今日から1ヶ月近く、
テアトル新宿 で開催されるからです♪
(詳細については、拙ブログ「羅生門」または「隠し砦の三悪人」を
ご覧下さい。)
三船の “美男度” でいうと、「野良犬」、「醜聞」、「静かなる決闘」、
ちょっと離れて 「酔いどれ天使」でしょうか。
(作品の完成度からいえば 「酔いどれ天使」がダントツですが・・・・)
by Hiji-kata (2007-06-02 23:23)